今日から東京出張だが、雪のため1時間近く遅れそうである。
イライラしていても仕方ないので、鈍行並みに速度を落とした新幹線から眺める雪景色もなかなか普段見られないだけあって数十分ぼんやり眺めていた。
田舎だと除雪車を先頭にして、その後を乗用車が数台列をなしていた。
雪の積もった田畑は害虫の発生を抑えやすいのか、雪が多い年は豊作だと聞いたことがある。
真っ白な雪をみながら、阪神大震災で亡くなった私の先輩・知人達、そして知らない人たちにふと思いを馳せた。
降り続ける無数の粉雪の一つ一つが犠牲者の魂となって地上に降りてきているようである。
そして足もとで溶けながら「私たちの分まで生きろ」と囁き続けているのだろう。
残された人の心まで「豊作」にしてくれている。(合掌)
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