2011年1月21日金曜日

エール

 昨年自己破産をした友人と会った。裸一貫で全く畑違いの分野で商品を特許化して進出したのであるが、3年もたなかった。 一時は自殺という選択肢まで真剣に考えたという。
 今は65歳に目標を立て、そこから逆算してどうするか、再起というか再生のための人生計画を練り直し、沈思熟考を繰り返している。
 絶望から立ち上がる時、彼の場合は「家族」の存在と、「社会と繋がっていたい」という欲求が大きな要因となったと言っていた。
 私も65歳の自分を想像して現在、5年後、そして「還暦」をどのように通過して、その日を迎えるのか彼のおかげで自問自答できた。
 時折見せる不安の陰りより、ふっきれた友の表情に希望を垣間見た。

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