2011年1月28日金曜日

「夢、出会い、感謝」

 表題は京谷和幸、40歳の言葉である。Jリーグ発足時の1993年にジェフ市原の選手として活躍していたが、その6ヶ月後に交通事故による下半身不随で車椅子生活に入る。
 その後車いすバスケットと出会い、シドニー・アテネ・北京パラリンピックの日本代表選手として3大会連続出場を果たす。
 昨日、学校支援者の会社で講演会があり、参加した。
  天才プレーヤーとして自他ともに認められていた彼が、絶望の淵からどのように這いあがったのかという話だが、妻の存在を抜きにしては語れない。
 冒頭に「私の話を聞かれたら、私より妻に会いたがることになり、そして皆さんは妻を大事にするでしょう」とおっしゃっていたが、まさしくその通りで、2009年にはこの夫婦の物語を軸に映画「パラレル」が上映された。
 講演終了後、自問自答した。「自分の苦悩と葛藤は妻により解消・軽減されたことはあったが、妻のそれは自分の存在と役割でどうだったのか」と。
 昨年の講師は世界七大陸最高峰の単独無酸素登頂に挑戦し、それを自らカメラ撮影しながらインターネット生中継をしている栗城史多氏だった。
 企業の自己啓発型研修講演ではあるが、昨年に続き人選が素晴らしい。
 

 

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