2011年4月26日火曜日

200秒の遺言

 自らが死の淵にいながらも、被災者のことを思い続けて言葉を絞り出していたスーちゃんに涙した。
 青春時代最もはまっていた歌手が麻丘めぐみで次がスーちゃんだった。
 キヤンディーズの中では一番ぽっちゃりしていて、まっすぐ見つめる瞳の輝きが美しく、それは晩年まで変わらぬどころか、女優となってからは慈愛まで満ちていた。
 「夏目雅子」の名前も遺言に出ていたのが気にかかった。
 夫にはなにか取り繕っているにおいを感じてしまい、正直胡散臭さかった。
 そしたら今日の女性週刊誌の見出しにすでに愛人と子どもがいるとの記事が掲載されていた。
 同時に二人の女性(男性)を愛することができることはいたしかたないが、「遺言」のテープ終了後に映画監督が「カット」といってよく使う「カチンコ?」の小道具を使っているのをみた瞬間、私は妻もそして愛する人(男性)も小道具なんかでは絶対送り出さないぞと思った。
 私の気持ちの中ではスーちゃんが永久欠番として断然1位を占めた。 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿