2011年4月4日月曜日

北からの義援金

 金正日が日本赤十字社に約800万、そして在日朝鮮人に約4000万円の義援金を送ってきた。
 韓国政府からは在日コリアンへの義援金はまだ送られてこない。
 金額の大小にかかわらず、このようなことが在日コリアンの北朝鮮への義理を感じさせてしまうのだろう。
 いうならば、家庭にはお金も入れず、隣近所には迷惑をかけっぱなしの父親が、ふとした拍子にお土産にお寿司を持って帰ってきたときの感情に近いものがある。
 ところで北朝鮮の現状は「万年被災状態」であるといっても過言ではないだろう。
 90年代中盤からは餓死者が数十万とも数百万ともいわれているが、今も食糧事情は厳しく、犠牲者が後を絶たない。
 もちろん「人災」という側面も否定できないのだが、「原発」を導入した日本政府の政策が間違っているからといってその被災者への支援をしないということにはならない。
 まして過去の歴史的責任を考えると今回の大地震を契機に隣国の「被災者」にも暖かいまなざしを向けてほしい。
 100億円の個人資産をなげうった孫正義にもお願いしたい。  
 
 

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