2011年4月19日火曜日

「大人の流儀」

 伊集院静のエッセーを読み終わった。
 昨夜テレビのチャンネルを触っていたらBSで「女優夏目雅子」の特集番組をしていた。
 後半しか見れなかったが、ラストはやはり伊集院静とのなりそめと婚約、そして闘病生活だった。
 私が知らなかったのは、伊集院静はもともと「趙」という本名で作品を発表していて、それを読んだ夏目が関心を持って、映画監督の篠田にこの「在日男性」と結婚したいと相談していたことだ。
 そして、篠田に彼女は「結婚式にはチマチョゴリを着たい」とも言っていたらしい。
 夏目雅子に篠ひろ子という世間の男たちを虜にした女優を虜にするこの作家が羨ましいというよりは、怖ろしく感じる。その凄みというか、底知れぬ精神世界が彼の作品を際立たせている。
 私が女性なら「怖いもの見たさ」も手伝って、はやりほれ込んでしまうだろうな・・・。
 

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