2011年5月18日水曜日

5.18、5.25

 この数字はある集団に属していたか現在も属していればピンと来る数字である。
 今日は31年前、反独裁民主化闘争に立ち上がり、犠牲者が約3,000人ともいわれた「韓国光州民衆抗争」の初日である。民衆の自由への渇望とその勇敢さは私の生き方を根底から覆した。
 初めて家族で韓国の地を踏んだときに心に決めていたことが犠牲者が眠る「望月洞墓地」と記念館に行く事であった。実際にいってみたら犠牲者の多くがやはり10代、20代という青年たちであった。
 行く前にバスのターミナルで生花を買い求めたのだが、私の発音に違和感を感じた女性店員が「どこらか来たのですか」と聞いてきたので、「日本からで、初めて韓国に来たのでまず、望月洞墓地に行きます」と答えたら、「立派だと」言って、両手いっぱいの花を採算度外視でどさっと包んでくれた。
 「民主主義は血と涙を吸いながら成長する」という言葉をあらためて胸に刻む日である。
 犠牲者に合掌。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿