2010年11月15日月曜日

「放送用語」

 韓国でのG20に続き、そして横浜でのAPEC会議が終了した。尖閣と北方領土問題で日本の対応が注目されていたが、日本が「通商国家」としての生き残りを真剣に考えていないというように感じた。特に、その重要性を声高に叫んでいるマスコミの報道で気になった点があった。
 私は毎日スカパーで韓国のニュースを見ているが、韓国で地名を読み上げるときはその国で使われている発音でそのまま放送している。
 たとえば、アジア大会の開催地である中国広州を韓国では「관저우(カンジョウ)」、そして中国首脳の名前もすべて中国読みである。
 ところが、日本の報道はすべて漢字読みのみのようである。
 日本へ観光旅行に来た慶尚道の人に「ケイショウドウから来たのですか?」と問いかけるよりは、「キョンサンドから来たのですか?」と聞く方が断然親近感をもってもらえるはずだ。 
 ちなみに北朝鮮の報道では友好国の中国首脳の名前でさえ朝鮮語読みそのままであった。
 内向きの国の共通性なのか?

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