2010年12月11日土曜日

「韓国入試」

 明日は韓国内の入学希望者のための試験がソウルである。
 人数は数名程度だが、初めてということもあり、てんやわんやである。
 願書が間に合わないから当日持参するとか、受験料も当日に払うとか、日本では考えられないが、いいように言えば韓国ではそのような「緊急事態」への対応が柔軟であり、悪く言えば「行き当たりばったり」で計画性がないともいえる。
 最近は日本への早期(中・高生)留学熱は円高の影響もあり、下火になってきているが、ビジネスも学問も海外で勝負するという考え方は揺るぎないようである。
 その背景には国内市場の狭さや、競争社会における「敗者復活戦」の場がほとんどないことなどが挙げられる。
 従って、海外で事業展開するときなどは単身赴任よりは、家族で移住することが多いと聞いている。
 中国の青島周辺にはすでに韓国人が100万人近く移住してコリアンタウンが形成されているらしい。(北京や上海よりは地理的に近いせいか?)
 「受難の歴史」もあり、海外居住同胞数が約600万人もおり、、これは人口比率で中国の華僑よりも多いことになる。
 歴史的かつ地政学的にもそして気質的にも「越境民族」である。
 
 
 
 

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