2010年12月17日金曜日

「京都考」

 昨日は1日京都で過ごすことになり、長袖と半パッチのヒートテックを着込んで出かけたせいか、それほど寒さを感じることはなかった。
 さすが日本一の観光都市だけあって、この寒さでも、関東方面や中国からの観光客を多く見かけた。
 ところで、今まで数百回は来ているだろうが、観光らしきものをしたことがない。
 美しく洗練されいる町並みや、神社仏閣は素晴らしいとは思うが、どうしても作為的なにおいを感じてしまって、ぐいっと引けつけるものを感じないのである。
 うまく表現できないが、「清濁」の「濁」が極端に排除されてしまって、表面的には「無菌室」のようなのである。
 いいように言えば、「凛とした風景や人の立ち振る舞い」に触れることはできるのだが、その裏にあるものが何なのか不透明で不気味さを感じるときがある。
 「大阪人」のねたみというか劣等感の裏返しかもしれないが、やはり私は「天満」や「新世界」に身を置くとホッとする。
 
 

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