2010年12月21日火曜日

「火遊び」

 韓国側の怒りも理解できないわけではないが、昨日の射撃訓練は挑発と言われても仕方ない。
 これ以上「チキンレース」を繰り広げると「第2次朝鮮戦争」ということも頭を掠めてしまうのだが、
北からの攻撃がなかっただけに胸をなでおろしている。
 先日、友人たちとも話しをしていたのだが、たとえば尖閣諸島や北方領土近辺で中国やロシアの軍隊が軍事演習をしたら日本はどのような対応をするのであろうかと。
 当然、外交的努力を惜しまないだろうが、それが通じないとなると自衛隊を対峙させることになるだろう。
 その段階で両者が「やるならやってみろ」という心理状態に当然置かれ、偶発的衝突などが戦線拡大となることは過去の戦争でも明らかである。
 60年前の朝鮮戦争では軍人と民間人を含めると全体で400万人~500万人の犠牲者が出たといわれている。内訳は北朝鮮側の死者250万人、韓国側は133万人で大多数が一般市民だった。
 そして人口の6分の1にあたる1千万近い離散家族が今も肉親との再会を待ち望んでいる。
 この60年間祖国の歴史は何であったのか、もう一度じっくり考えてみたい。
                                                 (今年9月の訪韓時に撮影)

 

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