2011年6月4日土曜日

否決と可決

 「内閣不信任案「は否決され、「君が代起立条例」は可決される。日本の政治がまともなら、反対の結果が出てしかるべきなのだが、そうはいかないところに、この国の病巣の深刻さをあらためて実感する。
 そして、今週最高裁も東京都立高の卒業式で起立を拒んだ元教員の訴訟で校長の職務命令を憲法に違反しないとの判断を示した。
 内田樹が「わが国の教育行政は、ひさしく現場の教員たちを査定し、審問し、格付けすることを通じて、『恐怖し、萎縮し、怯える』人間に作る替えることに、ほどんどそのことだけのために、努力を傾注してきた。」と指摘していたが、今回の最高裁の判断と条例はそのことに拍車をかける結果をもたらすであろう。
 私も痛いほど体験したのだが、教員の質低下は子どもたちを直撃する。。
 橋下さんには「一定のメド」ではなく直ちに退いてもらいたいのだが、リコール運動などは起こせいないだろうな。

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