2011年6月30日木曜日

ホストマザー

 娘の通う語学学校に寄ってから、75歳の白人女性のホストマザー宅へ向かった。長年ティファニーで宝飾デザイナーをしていたらしく、家の中の装飾品が素晴らしい。

 一番の関心事は娘がこの約2カ月でどの程度英語が上達しているのかであるが、正直驚いた。
 普通に喋っている。やはり、生活を共にするということが上達の近道なのか、日常会話は何ら不自由がないようだ。
 妻も「一夜漬け」の英語を喋ろうと努力しているのだが、飛びだす言葉がなんと「韓国語」である。
 本人は「外国語」を喋らないという強迫観念からか、極度に緊張しているようで、「これは」という表現のとき、「This is」が「이것은」、「AND」が「그리고」となっているのである。
 多分、語学をつかさどる脳のキャパシティが限界を超えていたのだろう。これには一同大笑いしたのだが、キョトンとしているホストマザーに妻の姉が早速同時通訳してくれ、また爆笑の渦となった。
 初めて現地の白人女性と3時間ほどランチを共にしながら、会話をしたが(もちろんほとんど義姉の同時通訳)、「原発の放射能汚染」への心配が尋常ではなかった。
 私が「一度日本に来てください」と外交辞令のつもりで言ったが、やんわり断られた。
 

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