2011年3月30日水曜日

白頭山爆発

  2002年から朝鮮半島で一番高い白頭山の火山活動が活発化しており、その共同研究のための南北会談がもたれたと昨日の韓国ニュースが報道していた。
 この30年の間に爆発する可能性があると指摘する専門家もおり、今回の巨大地震ともあいまって緊張感が走っている。
 もし爆発すると昨年ヨーロッパの航空路線を数カ月(?)ストップさせたアイスランドの火山爆発の100倍近い影響を与えると伝えていた。
 約1200年前に大きな爆発があり、当時白頭山と中国の東北部一帯を支配していた高句麗の後継国家であった渤海がその影響で忽然とその姿を消したともいわれている。
 白頭山一帯を数メートル掘り起こせば、その遺跡がそのまま発掘できるだろうともいわれており、中国はそれを警戒して朝鮮戦争後に「みかじめ料」として白頭山を真っ二つにして国境線というか領有権を金日成からもぎ取ったらしい。
 そして、数年前にだされたのが中国政府による「東北工程」という歴史観で、高句麗が中国の「いち地方政権」だっとの見解である。
 これには韓国側が猛反発して、各テレビ局の歴史ドラマすべてが高句麗時代一色となり、中国で開催されていたアジアカップで韓国の選手たちが表彰台で確か「白頭山は我国云々」というような横断幕を掲げて、物議をかもしだした。
 実際白頭山が爆発すれば朝鮮半島だけでなく中国・日本にも多大な影響を与え、「国難」となる可能性も十分である。
 白頭山の怒りが南北の和解と統一そして東北アジアの平和を促進する結果につながれば、火山活動も鎮静化するだろうと思いこみたい。

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