2011年7月1日金曜日

コリアタウン

 コリアタウンのホテルに移動してからは、ほとんど英語は必要なくなった。
 ホテルの玄関に入った瞬間、全員が異口同音に「ここは鶴橋の匂いがするな」と言わせるぐらいに、ニンニクとごま油の懐かしい香りがロビーに充満していた。

 前述した在米歴30年の義兄の友人が、「20年前のロス暴動以降、在米コリアン社会側も黒人・ヒスパニックへの偏見と差別をなくし、コリアタウンの多文化共生に努力している」と話されていたが、韓国人経営のホテルや食堂にはヒスパニックの人たちを多く見かけたので、積極的に雇用をはかっているとの印象を受けた。(意地悪い見方をすれば、韓国人よりも低賃金で雇用できるということになるのだが…、それでも半歩前進であろう)
 ただし、給仕のみでオーダーの受付や、清算にはノータッチで、リカーショップのレジはプラスチックで覆われ、JRの「緑の窓口」状態だった。
 あとは、教会の多さとその大きさにも驚いた。アメリカでもっとも熱心なクリスチャンは在米コリアンと言われる所以がよくわかる。
 今日は朝から空港に向かうまで2,3時間あるのでアメリカでの最終日をじっくりコリアタウンを散策して、五感でこの街と人を観察しよう。
 
 
 
 
 

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