2011年7月7日木曜日

あえて管がんばれ。

 簡単に辞職した最近の自民党の総理大臣たち、四面楚歌でも首相の座から降りない管総理、どちらもマスコミは批判しているが、最近の「管バッシング」にはどす黒いものを感じる。
 「原発」から「脱原発」へと日本のエネルギー政策を根本的に転換させようとする首相に財界、官僚(経産省)、自民党、民主党の一部が猛反撃を開始しているのが事の本質であろう。
 昨日の九州電力による「やらせメール」をみても、日本国内を覆っている「原発利権」の根深さを感じぜるを得ない。
 結果的にはそこにメスを入れようとしているのが、孫正義である。アメリカをバックに日本の閉鎖的な市場に風穴を開けた彼が、今度は韓国と中国をも味方に引き付けて、「国策」の根幹に触れるところまで踏み込もうとしている。
 命を取られる覚悟ができているのかもしれない。先日の李明博大統領との会見もそのセーフティネットの一環だろう。 
 すでに昔からこの国土にはびこっている「政・財・官癒着構造」という「放射能汚染」をすこしでも除去できるのであれば管首相には粘ってほしい。最近そのような覚悟を彼の表情から読み取ることができ、「薬害エイズ」時代の姿をすこし彷彿させる。

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