2011年7月22日金曜日

終業式

 学校は昨日が終業式で今日から夏休みである。生徒たちもようやく「解放」される実感がわいてきたのか、浮き浮きとした表情で登校している。
 北海道に関東、韓国に帰る生徒、そしてアメリカや中国に帰省する教員などいろいろな国と地方で夏休みを過ごすことになる。
 昨夜は台風で延期となった三重に行ってきた。P店の社長で当学園に子どもを通わせているのだが、その姉が学生時代の「民族サークル仲間」で埼玉で1ヶ月、そしてピョンヤンでも1ヵ月半近く過ごした旧友でもあり、人の繋がりの不思議さを考えさせられる。
 「在日社会」の狭さが、「縁」を近づけてるのかよくわからないが、数十年生きてくると偶然のように見える出会いも結局はそこに必然性が隠されているような気がしてならない。
 若くして社長になられたが80歳で現役バリバリの父でもある「会長」との確執というか葛藤で悩んでいる。裸一貫で事業を立ち上げ、さまざまな苦難を乗り越えてきた父の存在は畏敬の対象と同時に「老害」という副産物をもたらす。
 この世代間の葛藤と軋轢を埋めるものは何なのかとふと考え込んでしまった。答えは「なし」である。あるとすれば「時間」だけかなという気がする。
 帰りの近鉄特急はガラガラであった。以心伝心か久々に会いたい後輩から電話があったが、さすがに10時30頃から鶴橋で軽く一杯とはいかず、そのまま帰路についた。
 

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