1、 学校法人認可申請が無事通過
2、 第1期生(高3)の海外入試組がすべて合格。
3、 チチンプィプィの放映
4、 南北の軍事的緊張
5、 お気に入りワインバーの閉店
6、 マラソンエントリー(完走ではない)
7、 鶴橋駅前への引越し
8、 長男のジュニアユースセレクション
9、 初めての松葉杖生活
10、「プリウス」の購入
さて来年はどのような年になるのかまったく予測不可能であるが、政治も経済もそして家族と知人・友人の希望が今年よりは明るくなってほしい。
2010年12月31日金曜日
2010年12月30日木曜日
「マスコミ考}
昨日最後の忘年会が終わった後に、旧知の新聞記者から「高校ラグビーの取材で大阪に来ているので会いたい」との連絡があり、今日の夜が最後の忘年会となってしまった。
某大手新聞の社会部記者として朝鮮半島と在日問題にもっとも積極的であったのだが、今は「都落ち」状態である。
「ジャーナリズム崩壊」が言われて久しいが、中国や朝鮮半島問題に深く関わり、庶民の視点で権力を牽制する記事を書ける記者達が取材現場からどんどん遠ざけられているようである。
数日前の某新聞社説に「斜陽」という言葉で日本の凋落ぶりを論じていたが、「灯台もと暗し」である。
まず自らの業界の斜陽性を直視・反省することから天下・国家を論じるべきである。
某大手新聞の社会部記者として朝鮮半島と在日問題にもっとも積極的であったのだが、今は「都落ち」状態である。
「ジャーナリズム崩壊」が言われて久しいが、中国や朝鮮半島問題に深く関わり、庶民の視点で権力を牽制する記事を書ける記者達が取材現場からどんどん遠ざけられているようである。
数日前の某新聞社説に「斜陽」という言葉で日本の凋落ぶりを論じていたが、「灯台もと暗し」である。
まず自らの業界の斜陽性を直視・反省することから天下・国家を論じるべきである。
2010年12月28日火曜日
「息子の決断」
息子がJジュニアユースのセレクションを受けていたが、昨日合格との連絡があった。
最終的にはセレクションで4名だけが合格したらしい。数百名で4名とは実に厳しいサッカー界の現実である
ようやく、胸をなでおろすことができたのであるが、夜練習帰りの息子から、「アッパ、合格したJのジュニアユースチームには行かないことにした」と携帯に電話してきた。
私はびっくりして「いったいどういうことや?」と聞いたら「来年新しく大阪にできるクラブチームのセレクションを受けてみる」と言い出した。
ちょうど忘年会で一緒にいた二人の友人にその話をしたら、一人は「子どもの意志を尊重するべきだ」と言い、もう一人は「合格したチームでもまれるべきだ」と意見が真っ二つに分かれた。
そのクラブチームは詳細がまだ何も決まっていないのだが、じっくり話を聞いてみると11月の韓国遠征時に同行した就任予定の監督に惚れこんだらしい。
男が男に惚れるということをすでに12歳で体験したことは貴重であるが、さぁどうしたことか悩ましい。
最終的にはセレクションで4名だけが合格したらしい。数百名で4名とは実に厳しいサッカー界の現実である
ようやく、胸をなでおろすことができたのであるが、夜練習帰りの息子から、「アッパ、合格したJのジュニアユースチームには行かないことにした」と携帯に電話してきた。
私はびっくりして「いったいどういうことや?」と聞いたら「来年新しく大阪にできるクラブチームのセレクションを受けてみる」と言い出した。
ちょうど忘年会で一緒にいた二人の友人にその話をしたら、一人は「子どもの意志を尊重するべきだ」と言い、もう一人は「合格したチームでもまれるべきだ」と意見が真っ二つに分かれた。
そのクラブチームは詳細がまだ何も決まっていないのだが、じっくり話を聞いてみると11月の韓国遠征時に同行した就任予定の監督に惚れこんだらしい。
男が男に惚れるということをすでに12歳で体験したことは貴重であるが、さぁどうしたことか悩ましい。
2010年12月27日月曜日
「7級国家公務員」
昨日は朝から心斎橋で表題の韓国映画を妻と見た。
ラブコメディで約2時間をあっという間にラストまで引っ張っていく。
昼食は知人が経営する店で「ソルロンタン」を食べ、妻は友人達と葉加瀬太郎のコンサートに行ってしまい、私は一人寂しく「ヤマダ電機」でスマートフォンをあれこれ見たが、本当に悩ましい。
夜は大学時代の同窓会があり、50歳を超えた男女が10数名集まった。
やはり話題は子どものことと健康(禿、膝の痛み、物忘れ)で盛り上がり、そのまま2次会はカラオケ店での「歌えや踊れ」でその瞬間は30年前に歳月を戻してくれた。
還暦の時は認知症が進行していないメンバーだけで露天風呂付きの混浴温泉旅行に行こうということになった。
ラブコメディで約2時間をあっという間にラストまで引っ張っていく。
昼食は知人が経営する店で「ソルロンタン」を食べ、妻は友人達と葉加瀬太郎のコンサートに行ってしまい、私は一人寂しく「ヤマダ電機」でスマートフォンをあれこれ見たが、本当に悩ましい。
夜は大学時代の同窓会があり、50歳を超えた男女が10数名集まった。
やはり話題は子どものことと健康(禿、膝の痛み、物忘れ)で盛り上がり、そのまま2次会はカラオケ店での「歌えや踊れ」でその瞬間は30年前に歳月を戻してくれた。
還暦の時は認知症が進行していないメンバーだけで露天風呂付きの混浴温泉旅行に行こうということになった。
2010年12月24日金曜日
「road number one」
GWと年末は「韓ドラ」ファンから聞いた中でこれと思うものを短期集中で見ることにしている。
今回選んだのは表題のドラマと後2編を選んだ。
朝鮮戦争をテーマにしたドラマであるが、映画のようであるhttp://www.youtube.com/watch?v=FJJVUfxTm6Q。
思想や主義主張ではなく、同族同士の殺し合いが庶民の生活、そして男女の出会いと別れにどのような影響を与えるのかという視点で描かれている。
全編20部のまだ4部しか見ていないが、久々に見た「韓ドラ」のお決まりのBGMと最後まで飽きさせないようとする素材が昔とは違ってさりげなくちりばめられいて、はまってたまるかという気構えと時間を忘れてはまってしまいたいという気持ちが複雑に交叉している。
朝鮮戦争勃発から今年が60年。最近の情勢は「終戦」ではなく「休戦」状態の実態をまざまざと見せつけている。
さて、途中放棄するか寝不足状態になるか自分でも楽しみである。
今回選んだのは表題のドラマと後2編を選んだ。
朝鮮戦争をテーマにしたドラマであるが、映画のようであるhttp://www.youtube.com/watch?v=FJJVUfxTm6Q。
思想や主義主張ではなく、同族同士の殺し合いが庶民の生活、そして男女の出会いと別れにどのような影響を与えるのかという視点で描かれている。
全編20部のまだ4部しか見ていないが、久々に見た「韓ドラ」のお決まりのBGMと最後まで飽きさせないようとする素材が昔とは違ってさりげなくちりばめられいて、はまってたまるかという気構えと時間を忘れてはまってしまいたいという気持ちが複雑に交叉している。
朝鮮戦争勃発から今年が60年。最近の情勢は「終戦」ではなく「休戦」状態の実態をまざまざと見せつけている。
さて、途中放棄するか寝不足状態になるか自分でも楽しみである。
2010年12月22日水曜日
「連日連夜」
足の調子もだいぶ良くなり、それを待っていたかのように今週の月曜日から年末29日まで怒涛の「忘年会」の日々である。
昨年は「新年会にしよう」ということで、年末の盛り上がりが欠けていたのだが、今年はすこし景気が上向いてきているのか、「やけ酒」なのか場の設定が多いようである。
学校は今日が終業式で、先生たちも年末をアメリカや韓国に帰省するようで、表情も明るい。
生徒たちもようやく中間試験から解放され、大掃除をした後、一台しかない卓球台に群がって楽しんでおり、寄宿舎の生徒たちは近くのスーパー銭湯で疲れを癒している。
毎年この時期は朝から晩まで「金策」に駆けずり回っていたとことを考えると、今年はのどかな学校の年末風景を眺められていることが信じられない。
また来年からは別の試練が待ち受けているが、今だけはこの短い「嵐の前の静けさ」に心をなごましていたい。
(学校前の田園風景)
昨年は「新年会にしよう」ということで、年末の盛り上がりが欠けていたのだが、今年はすこし景気が上向いてきているのか、「やけ酒」なのか場の設定が多いようである。
学校は今日が終業式で、先生たちも年末をアメリカや韓国に帰省するようで、表情も明るい。
生徒たちもようやく中間試験から解放され、大掃除をした後、一台しかない卓球台に群がって楽しんでおり、寄宿舎の生徒たちは近くのスーパー銭湯で疲れを癒している。
毎年この時期は朝から晩まで「金策」に駆けずり回っていたとことを考えると、今年はのどかな学校の年末風景を眺められていることが信じられない。
また来年からは別の試練が待ち受けているが、今だけはこの短い「嵐の前の静けさ」に心をなごましていたい。
(学校前の田園風景)
2010年12月21日火曜日
「火遊び」
韓国側の怒りも理解できないわけではないが、昨日の射撃訓練は挑発と言われても仕方ない。
これ以上「チキンレース」を繰り広げると「第2次朝鮮戦争」ということも頭を掠めてしまうのだが、
北からの攻撃がなかっただけに胸をなでおろしている。
先日、友人たちとも話しをしていたのだが、たとえば尖閣諸島や北方領土近辺で中国やロシアの軍隊が軍事演習をしたら日本はどのような対応をするのであろうかと。
当然、外交的努力を惜しまないだろうが、それが通じないとなると自衛隊を対峙させることになるだろう。
その段階で両者が「やるならやってみろ」という心理状態に当然置かれ、偶発的衝突などが戦線拡大となることは過去の戦争でも明らかである。
60年前の朝鮮戦争では軍人と民間人を含めると全体で400万人~500万人の犠牲者が出たといわれている。内訳は北朝鮮側の死者250万人、韓国側は133万人で大多数が一般市民だった。
そして人口の6分の1にあたる1千万近い離散家族が今も肉親との再会を待ち望んでいる。
この60年間祖国の歴史は何であったのか、もう一度じっくり考えてみたい。
(今年9月の訪韓時に撮影)
これ以上「チキンレース」を繰り広げると「第2次朝鮮戦争」ということも頭を掠めてしまうのだが、
北からの攻撃がなかっただけに胸をなでおろしている。
先日、友人たちとも話しをしていたのだが、たとえば尖閣諸島や北方領土近辺で中国やロシアの軍隊が軍事演習をしたら日本はどのような対応をするのであろうかと。
当然、外交的努力を惜しまないだろうが、それが通じないとなると自衛隊を対峙させることになるだろう。
その段階で両者が「やるならやってみろ」という心理状態に当然置かれ、偶発的衝突などが戦線拡大となることは過去の戦争でも明らかである。
60年前の朝鮮戦争では軍人と民間人を含めると全体で400万人~500万人の犠牲者が出たといわれている。内訳は北朝鮮側の死者250万人、韓国側は133万人で大多数が一般市民だった。
そして人口の6分の1にあたる1千万近い離散家族が今も肉親との再会を待ち望んでいる。
この60年間祖国の歴史は何であったのか、もう一度じっくり考えてみたい。
(今年9月の訪韓時に撮影)
2010年12月20日月曜日
「無事通過」
先週の金曜日に「大阪府私学審議会」が開催され、学校法人認可申請が無事通過した。
これで来年4月から「各種学校」としてスタートすることになった。
この3年間は下積み生活で、これからはようやくまわしを締めて土俵に上がれる気分である。
そして長男は来年から中1の生活をこの学校で過ごすことになる。
韓国やアメリカからも数名入学することになり、多様な文化や言語をもった生徒たちがどのようなハーモニーを奏でるか楽しみである。
将来は中国朝鮮族や東南アジアなどからも受け入れて、「アジアインターナショナルスクール化」していくだろうが、生徒たちの「自尊感情」もしっかり育んでいきたい。
、
これで来年4月から「各種学校」としてスタートすることになった。
この3年間は下積み生活で、これからはようやくまわしを締めて土俵に上がれる気分である。
そして長男は来年から中1の生活をこの学校で過ごすことになる。
韓国やアメリカからも数名入学することになり、多様な文化や言語をもった生徒たちがどのようなハーモニーを奏でるか楽しみである。
将来は中国朝鮮族や東南アジアなどからも受け入れて、「アジアインターナショナルスクール化」していくだろうが、生徒たちの「自尊感情」もしっかり育んでいきたい。
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2010年12月17日金曜日
「京都考」
昨日は1日京都で過ごすことになり、長袖と半パッチのヒートテックを着込んで出かけたせいか、それほど寒さを感じることはなかった。
さすが日本一の観光都市だけあって、この寒さでも、関東方面や中国からの観光客を多く見かけた。
ところで、今まで数百回は来ているだろうが、観光らしきものをしたことがない。
美しく洗練されいる町並みや、神社仏閣は素晴らしいとは思うが、どうしても作為的なにおいを感じてしまって、ぐいっと引けつけるものを感じないのである。
うまく表現できないが、「清濁」の「濁」が極端に排除されてしまって、表面的には「無菌室」のようなのである。
いいように言えば、「凛とした風景や人の立ち振る舞い」に触れることはできるのだが、その裏にあるものが何なのか不透明で不気味さを感じるときがある。
「大阪人」のねたみというか劣等感の裏返しかもしれないが、やはり私は「天満」や「新世界」に身を置くとホッとする。
さすが日本一の観光都市だけあって、この寒さでも、関東方面や中国からの観光客を多く見かけた。
ところで、今まで数百回は来ているだろうが、観光らしきものをしたことがない。
美しく洗練されいる町並みや、神社仏閣は素晴らしいとは思うが、どうしても作為的なにおいを感じてしまって、ぐいっと引けつけるものを感じないのである。
うまく表現できないが、「清濁」の「濁」が極端に排除されてしまって、表面的には「無菌室」のようなのである。
いいように言えば、「凛とした風景や人の立ち振る舞い」に触れることはできるのだが、その裏にあるものが何なのか不透明で不気味さを感じるときがある。
「大阪人」のねたみというか劣等感の裏返しかもしれないが、やはり私は「天満」や「新世界」に身を置くとホッとする。
2010年12月16日木曜日
「接骨院」
病院にいってもまともな治療と対応をしてくれないので、火曜日から毎日通っているのだが、この世界も技術的な日進月歩と競争が激しいようである。
昨日初めてウォーターベッドを使用したのだが、体全体がところてんにでもなったようですごく気持ちがよかった。
プールに浮いているような感覚で、そこを背中から肩にかけて下から「機械の手」でほぐしてくれるのである。一瞬うつ伏せになったらもっと快感が増すかもしれないと思わせるほどであった。
その後、電気治療、上半身マッサージ、負傷部位の施術と約1時間弱で500円と低料金である。
この周辺だけでも4件ほどの接骨院が集中していて、派手な広告をしている某店など「ダイエット」まで謳っているが、こういう「誇大広告」の店には行かないことにしている。
思わず、「店」と書いてしまうほど、接骨院も乱立状態である。
接骨院を経営している友人の話によると、すでに24時間営業の「店」が出てきた激戦区もあるらしい。その友人も日曜営業で月曜日を休日にしており、「散髪屋」状態である。
「医は仁術」という言葉がなつかしく感じる
昨日初めてウォーターベッドを使用したのだが、体全体がところてんにでもなったようですごく気持ちがよかった。
プールに浮いているような感覚で、そこを背中から肩にかけて下から「機械の手」でほぐしてくれるのである。一瞬うつ伏せになったらもっと快感が増すかもしれないと思わせるほどであった。
その後、電気治療、上半身マッサージ、負傷部位の施術と約1時間弱で500円と低料金である。
この周辺だけでも4件ほどの接骨院が集中していて、派手な広告をしている某店など「ダイエット」まで謳っているが、こういう「誇大広告」の店には行かないことにしている。
思わず、「店」と書いてしまうほど、接骨院も乱立状態である。
接骨院を経営している友人の話によると、すでに24時間営業の「店」が出てきた激戦区もあるらしい。その友人も日曜営業で月曜日を休日にしており、「散髪屋」状態である。
「医は仁術」という言葉がなつかしく感じる
2010年12月15日水曜日
「夜の中之島」
昨夜はどうしても延期のできない会食があり、痛い足を引きづりながら淀屋橋を梅田方面に歩いていたら大阪版ルミナリエ?に遭遇する。
最近はこの地域が再開発されて、観光スポット的なところが増えたようである。
東京に住んでいた頃は、大阪に帰ってきたと実感できたところがまさしくこの中之島であった。
特に北浜から眺める公会堂と図書館あたりの風景がもっとも好きである。
友人の弁護士事務所が絶好の位置にあり、いつも早く着いては待っている間にそこの窓から景色を眺めている。
ところで夜の新地は景気を反映してか、人影がめっきり少なくなっていた。
最近はここの「毒消し」によく通っていたワインバーも閉店しまい、寂しい限りである。
最近はこの地域が再開発されて、観光スポット的なところが増えたようである。
東京に住んでいた頃は、大阪に帰ってきたと実感できたところがまさしくこの中之島であった。
特に北浜から眺める公会堂と図書館あたりの風景がもっとも好きである。
友人の弁護士事務所が絶好の位置にあり、いつも早く着いては待っている間にそこの窓から景色を眺めている。
ところで夜の新地は景気を反映してか、人影がめっきり少なくなっていた。
最近はここの「毒消し」によく通っていたワインバーも閉店しまい、寂しい限りである。
2010年12月14日火曜日
「泣きっ面に蜂」
さすがに昨日は1日家にいた。
ところが、持病の頚椎の痛みまででてしまい、上半身と下半身の痛みで寝たきり状態になってしまう。
読書も苦痛なので年末にまとめて見ようとして録画しておいたBSのドキュメンタリーを数本見た。
午前中はたまたまBS3で放映していた詩人、金時鐘氏の半生を描いた番組を見ることができた。
数十年間、家族ぐるみのおつきあいをさせていただきながらも、全く知らなかったことが多々あり、時鐘さんの壮絶な人生が戦後の日本と朝鮮半島の歴史そのものであることを実感した。
ところが、持病の頚椎の痛みまででてしまい、上半身と下半身の痛みで寝たきり状態になってしまう。
読書も苦痛なので年末にまとめて見ようとして録画しておいたBSのドキュメンタリーを数本見た。
午前中はたまたまBS3で放映していた詩人、金時鐘氏の半生を描いた番組を見ることができた。
数十年間、家族ぐるみのおつきあいをさせていただきながらも、全く知らなかったことが多々あり、時鐘さんの壮絶な人生が戦後の日本と朝鮮半島の歴史そのものであることを実感した。
(今年4月に居酒屋でご一緒したときの写真)
4,3済州島民衆抗争、朝鮮戦争、吹田事件など歴史的瞬間の現場に身を置いたからこそ、あの「言霊」のような詩句が紡ぎ出されるのだろう。
個人的には父母との生き別れ、民族組織内での批判と追放処分など数え上げればきりがない挫折と葛藤を支えてきたものは何かと考えたとき、祖国と日本の「真の解放」がいまだなされていないことにたいする怒りであり、「報復」であると感じた。
それにしても骨の髄まで「皇国臣民」であった時鐘さんの日本語は今でもへたくそなのが不思議でならない。
来週またお会いして一杯するのだが、なぜそうなのか怒られることを覚悟して尋ねてみよう。
2010年12月13日月曜日
「年寄りの冷や水」
初めて松葉杖を使う羽目になってしまった。
昨日、親子サッカー大会で開始後5分で左足ふくらはぎに強烈な痛みが走り、歩行困難に陥る。
誰かが、硬球の野球ボールでもぶつけてきたと思い、その瞬間後ろを振り返ったのだが、もちろん誰もいない。
そのまま病院へ直行したが、2,3日安静すればよくなるだろうとの判断で安心した。
ジョッキングである程度鍛えているからとの過信があったのだが、サッカーで使う筋肉はまったく別物であることを知らさせた。
正直情けない。妻はもちろん、子どもにも馬鹿にされて、2,3日「寝たきり老人」状態である。
ちょうど夕方、43歳で現役を続けているカズの特集が放映されていたのだが、ベンチ入りのときでもずっとストレッチを欠かさず、体と筋肉を暖めているといっていた。
それが、けがを少なくするらしい。
気持ちは「現役」でも、体はやはり「老体」であることをあらためて、そして高い犠牲を払って自覚させられた。
昨日、親子サッカー大会で開始後5分で左足ふくらはぎに強烈な痛みが走り、歩行困難に陥る。
誰かが、硬球の野球ボールでもぶつけてきたと思い、その瞬間後ろを振り返ったのだが、もちろん誰もいない。
そのまま病院へ直行したが、2,3日安静すればよくなるだろうとの判断で安心した。
ジョッキングである程度鍛えているからとの過信があったのだが、サッカーで使う筋肉はまったく別物であることを知らさせた。
正直情けない。妻はもちろん、子どもにも馬鹿にされて、2,3日「寝たきり老人」状態である。
ちょうど夕方、43歳で現役を続けているカズの特集が放映されていたのだが、ベンチ入りのときでもずっとストレッチを欠かさず、体と筋肉を暖めているといっていた。
それが、けがを少なくするらしい。
気持ちは「現役」でも、体はやはり「老体」であることをあらためて、そして高い犠牲を払って自覚させられた。
2010年12月11日土曜日
「韓国入試」
明日は韓国内の入学希望者のための試験がソウルである。
人数は数名程度だが、初めてということもあり、てんやわんやである。
願書が間に合わないから当日持参するとか、受験料も当日に払うとか、日本では考えられないが、いいように言えば韓国ではそのような「緊急事態」への対応が柔軟であり、悪く言えば「行き当たりばったり」で計画性がないともいえる。
最近は日本への早期(中・高生)留学熱は円高の影響もあり、下火になってきているが、ビジネスも学問も海外で勝負するという考え方は揺るぎないようである。
その背景には国内市場の狭さや、競争社会における「敗者復活戦」の場がほとんどないことなどが挙げられる。
従って、海外で事業展開するときなどは単身赴任よりは、家族で移住することが多いと聞いている。
中国の青島周辺にはすでに韓国人が100万人近く移住してコリアンタウンが形成されているらしい。(北京や上海よりは地理的に近いせいか?)
「受難の歴史」もあり、海外居住同胞数が約600万人もおり、、これは人口比率で中国の華僑よりも多いことになる。
歴史的かつ地政学的にもそして気質的にも「越境民族」である。
人数は数名程度だが、初めてということもあり、てんやわんやである。
願書が間に合わないから当日持参するとか、受験料も当日に払うとか、日本では考えられないが、いいように言えば韓国ではそのような「緊急事態」への対応が柔軟であり、悪く言えば「行き当たりばったり」で計画性がないともいえる。
最近は日本への早期(中・高生)留学熱は円高の影響もあり、下火になってきているが、ビジネスも学問も海外で勝負するという考え方は揺るぎないようである。
その背景には国内市場の狭さや、競争社会における「敗者復活戦」の場がほとんどないことなどが挙げられる。
従って、海外で事業展開するときなどは単身赴任よりは、家族で移住することが多いと聞いている。
中国の青島周辺にはすでに韓国人が100万人近く移住してコリアンタウンが形成されているらしい。(北京や上海よりは地理的に近いせいか?)
「受難の歴史」もあり、海外居住同胞数が約600万人もおり、、これは人口比率で中国の華僑よりも多いことになる。
歴史的かつ地政学的にもそして気質的にも「越境民族」である。
2010年12月10日金曜日
「山の原点」
先日東京出張の際、「雪岳山死の彷徨」にもかかわらず、唯一山仲間としておつきあいくださる先輩に誘われ山梨県の「乾徳山」(2031m)に登った。
この山は20数年前、登山を本格的に始めるきっかけとなった「原点」である。
10数名の若者を中心に、夜行列車で到着して、明け方から雨の中を黙々と歩き、昼には登山口に戻り、そこで持参してきたカンテキ(七輪)で肉を食べ、その後塩山駅前の温泉に入った。
展望はほとんどなかったが、その時ベテランの先輩から聞かされた「なぜ山に登るのか」という話に魅了されてしまった。
その後は取り憑かれたように、北アルプスや南アルプス、劔岳など日本の屋根を歩き回った。
今改めて、「なぜ山に登るのか」と自問自答したら「すべての感覚が山に吸い取られ、心が裸になる快感を感じる」からとしかいいようがない。
冬山は一度死にかけたことがあるので、来年の春まで登山はお預けで、生駒あたりの低山ハイキングを楽しもう。
この山は20数年前、登山を本格的に始めるきっかけとなった「原点」である。
10数名の若者を中心に、夜行列車で到着して、明け方から雨の中を黙々と歩き、昼には登山口に戻り、そこで持参してきたカンテキ(七輪)で肉を食べ、その後塩山駅前の温泉に入った。
展望はほとんどなかったが、その時ベテランの先輩から聞かされた「なぜ山に登るのか」という話に魅了されてしまった。
その後は取り憑かれたように、北アルプスや南アルプス、劔岳など日本の屋根を歩き回った。
今改めて、「なぜ山に登るのか」と自問自答したら「すべての感覚が山に吸い取られ、心が裸になる快感を感じる」からとしかいいようがない。
冬山は一度死にかけたことがあるので、来年の春まで登山はお預けで、生駒あたりの低山ハイキングを楽しもう。
2010年12月9日木曜日
「味比べ」
一昨日の友人の「おでん屋」に行ってから、前から気にかけていた玉造駅前の行列ができる有名「おでん屋」に行ってきた。
昨日、友人から率直に感想を聞かれたので「だしはよかった。ただし、具材が悪いと、だしの力でそれを変えることはできない」と言ったら、「そのとおりで、それが悩みだ」と胸中を語ってくれた。
そのやり取りもあって「味比べ」も兼ねて 数年前ぶりにあらためて行ってみたのだが、すじ肉は180円であったが、友人の店は肉厚があるどて焼きで1本120円であった。
当面は「おでん」を食べ歩き、自分なりの評価をその友人の店に通いながら伝えようと思う。
次回は鶴橋で50年以上続いている「居酒屋」のおでんをじっくり味わってみるつもりである。
その前に手ごろなセブン・イレブンからでもいいか。
昨日、友人から率直に感想を聞かれたので「だしはよかった。ただし、具材が悪いと、だしの力でそれを変えることはできない」と言ったら、「そのとおりで、それが悩みだ」と胸中を語ってくれた。
そのやり取りもあって「味比べ」も兼ねて 数年前ぶりにあらためて行ってみたのだが、すじ肉は180円であったが、友人の店は肉厚があるどて焼きで1本120円であった。
当面は「おでん」を食べ歩き、自分なりの評価をその友人の店に通いながら伝えようと思う。
次回は鶴橋で50年以上続いている「居酒屋」のおでんをじっくり味わってみるつもりである。
その前に手ごろなセブン・イレブンからでもいいか。
2010年12月8日水曜日
「開店祝い」
昨夜、友人が大阪駅前第1ビルで「おでん屋」さんを開業したので、お祝いに行ってきた。
この数カ月間、関西から北陸までの「B級グルメ店」を数十軒味見して、最終的に「おでん屋」に絞り込んだらしい。
本業は会社経営なのだが、当面夜は店長とともにこの店に張り付くというので、その意気込みには感心した。
実際食べてみると、化学調味料は一切使用しない天然のだしで、具材も豊富で、なおかつ平均100円という値段であった。
場所柄、サラリーマンの激戦地なのでこのような価格設定になったらしいが、50代からの新しい挑戦にエールを送りたい。
この数カ月間、関西から北陸までの「B級グルメ店」を数十軒味見して、最終的に「おでん屋」に絞り込んだらしい。
本業は会社経営なのだが、当面夜は店長とともにこの店に張り付くというので、その意気込みには感心した。
実際食べてみると、化学調味料は一切使用しない天然のだしで、具材も豊富で、なおかつ平均100円という値段であった。
場所柄、サラリーマンの激戦地なのでこのような価格設定になったらしいが、50代からの新しい挑戦にエールを送りたい。
2010年12月7日火曜日
「親鸞」
数年前からこの人物に興味を惹かれていて、五木寛之が小説にしたので読んでみた。
煩悩だらけの私がどれほど仏教の真髄に触れることができるのか不安であったが、読み進める内に一つわかったことがあった。
それは悟りと煩悩は表裏一体で悟りの後にまた煩悩が生じ、そしてまた悟るということを繰り返すのが仏教というか人間の生きざまであるということである。
そして仏門に入るというのは清濁あわせ飲みながら、「清」だけをはき続けることの修行を重ねることのようである。
そうすることによって生への執着がなくなり、同時に死への恐怖もなくなる。
ところで、宗教界の現実は深刻である。
「『死』は医者が見つめ、『死体』は葬儀屋が見つめ、『死者』は愛する人が見つめ、僧侶は『死も死体も死者も』なるべく見ないようにして、お布施を数えているといった現状がある限り、今日の宗教に何かを期待する方が無理といえよう。宗教が現場の死生観を説くことができなくなったとき、その宗教は生気が失われ、滅びへ向かうのは当然である。」と映画「送り人」のモデルでとなった青木新門さんが「納棺日記」で述べられたことが強く胸を打つ。
煩悩だらけの私がどれほど仏教の真髄に触れることができるのか不安であったが、読み進める内に一つわかったことがあった。
それは悟りと煩悩は表裏一体で悟りの後にまた煩悩が生じ、そしてまた悟るということを繰り返すのが仏教というか人間の生きざまであるということである。
そして仏門に入るというのは清濁あわせ飲みながら、「清」だけをはき続けることの修行を重ねることのようである。
そうすることによって生への執着がなくなり、同時に死への恐怖もなくなる。
ところで、宗教界の現実は深刻である。
「『死』は医者が見つめ、『死体』は葬儀屋が見つめ、『死者』は愛する人が見つめ、僧侶は『死も死体も死者も』なるべく見ないようにして、お布施を数えているといった現状がある限り、今日の宗教に何かを期待する方が無理といえよう。宗教が現場の死生観を説くことができなくなったとき、その宗教は生気が失われ、滅びへ向かうのは当然である。」と映画「送り人」のモデルでとなった青木新門さんが「納棺日記」で述べられたことが強く胸を打つ。
2010年12月6日月曜日
「初マラソン」
来年3月20日に開催される「ソウル市民マラソン」にエントリーした。
学生時代の後輩が昨年完走していることもあって、誘われたのであるが自身は全くない。
実は今年の10月に開催された「春川マラソン」にエントリーをしていたのだが、仕事の関係でキャンセルとなったので、リベンジである。
土曜日は8k、そして昨日は福岡マラソンの影響もあってか、9kと2日連続で快調なペースだった。
問題は、1週間に最低30kは走りこめといわれているので、このノルマを達成するには夜のお付き合いを減らすしかないのだが、12月はほぼ無理である。
来年1月から本格的にと思ってはいるが、このような意志の弱さでは、先が思いやられる。
学生時代の後輩が昨年完走していることもあって、誘われたのであるが自身は全くない。
実は今年の10月に開催された「春川マラソン」にエントリーをしていたのだが、仕事の関係でキャンセルとなったので、リベンジである。
土曜日は8k、そして昨日は福岡マラソンの影響もあってか、9kと2日連続で快調なペースだった。
問題は、1週間に最低30kは走りこめといわれているので、このノルマを達成するには夜のお付き合いを減らすしかないのだが、12月はほぼ無理である。
来年1月から本格的にと思ってはいるが、このような意志の弱さでは、先が思いやられる。
2010年12月4日土曜日
「政治とスポーツ」
ワールドカップの開催地が決まった。
私は最初から日本と韓国に決まるとは思っていなかったし、また名乗りを上げるべきでないと考える。
なぜか、まず日本はスポーツに政治を持ち込んだからである。
今年の1月に日本で女子サッカー東アジア選手権が開催されたが、当時拉致担当の中井大臣が入国拒否の発言をして、北朝鮮側が参加申請をしなかった。
これがFIFA(国際サッカー連盟)の怒りと不信を買ってしまい、この時点で日本の開催地はなくなっていたと関係筋から聞いていた。
少し想像力を働かせば当然のことであろう。
もし、日本が開催地となり、ワールドカップ出場国となった北朝鮮が開催直前に不参加声明をすればどのような事態になるかは明らかである。
2002年のワールドカップが日韓同時開催となったとき南北は「蜜月」であったから、実現可能であったとも言われている。
だから韓国も現政権の対北政策からすれば当然候補からははずれる。
私は一度開催した国には数十年間は候補地申請をさせるべきでないと思うのだが、FIFA側は利権が絡んでいるのでそれを認めないだろう。
「りおちゃん」が可哀想でならない。
私は最初から日本と韓国に決まるとは思っていなかったし、また名乗りを上げるべきでないと考える。
なぜか、まず日本はスポーツに政治を持ち込んだからである。
今年の1月に日本で女子サッカー東アジア選手権が開催されたが、当時拉致担当の中井大臣が入国拒否の発言をして、北朝鮮側が参加申請をしなかった。
これがFIFA(国際サッカー連盟)の怒りと不信を買ってしまい、この時点で日本の開催地はなくなっていたと関係筋から聞いていた。
少し想像力を働かせば当然のことであろう。
もし、日本が開催地となり、ワールドカップ出場国となった北朝鮮が開催直前に不参加声明をすればどのような事態になるかは明らかである。
2002年のワールドカップが日韓同時開催となったとき南北は「蜜月」であったから、実現可能であったとも言われている。
だから韓国も現政権の対北政策からすれば当然候補からははずれる。
私は一度開催した国には数十年間は候補地申請をさせるべきでないと思うのだが、FIFA側は利権が絡んでいるのでそれを認めないだろう。
「りおちゃん」が可哀想でならない。
2010年12月3日金曜日
「テレビ放映の影響」
昨日、午後4時から「ちちんぷぃぷぃ」で当学園を10分ほど丁寧に紹介してくれた。
こつこつと取材にこられた担当ディレクターには本当に感謝したい。
しかしながら、「エリート校」という表現には違和感と抵抗感がある。
もともと「エリート」とは「決定的な瞬間や重大な局面において社会的弱者や民族的少数者の側に立って戦える人」というのが私の持論なので、そういう意味での「エリート校」と位置づけられることはいいのだが、世間一般で言われているような「進学校」で「偏差値重視」とは思われたくない。
実際にそのような進路指導も行っていないのである。
それにしても、今朝のHPのアクセス数を見ると、普段の8倍に跳ね上がり、電話とメールの問い合わせだけでも数十件あった。
さて、今日は最終的に学校法人認可申請書類を提出しに行く。
これが受理されれば、来年度から念願の「学校法人(各種学校)」となる。
いうなれば、ようやく「まわしを締めて、土俵に上がれる」のである。
あとは、「勝ち越し」を多くしていくだけである。
こつこつと取材にこられた担当ディレクターには本当に感謝したい。
しかしながら、「エリート校」という表現には違和感と抵抗感がある。
もともと「エリート」とは「決定的な瞬間や重大な局面において社会的弱者や民族的少数者の側に立って戦える人」というのが私の持論なので、そういう意味での「エリート校」と位置づけられることはいいのだが、世間一般で言われているような「進学校」で「偏差値重視」とは思われたくない。
実際にそのような進路指導も行っていないのである。
それにしても、今朝のHPのアクセス数を見ると、普段の8倍に跳ね上がり、電話とメールの問い合わせだけでも数十件あった。
さて、今日は最終的に学校法人認可申請書類を提出しに行く。
これが受理されれば、来年度から念願の「学校法人(各種学校)」となる。
いうなれば、ようやく「まわしを締めて、土俵に上がれる」のである。
あとは、「勝ち越し」を多くしていくだけである。
2010年12月2日木曜日
「有志」
一昨日「我々自身を知り、豊かさを追求し、未来を見つめる」という理念の下、在日コリアン企業人が中心となって立ちあげた[UGビジネスクラブ」の創立20周年記念行事が東京都内であり、参加した。
団体名称の「UG}とは「有志」をハングルでは「ユジ」というので、それをアルファベットに変換したのであるが、あらためて「志あるところに道が開かれる」ということを実感した。
歴代の会長・役員の方々からも貴重なアドバイスを何回も頂いたこともあり、現在の活動を支援していただいているのであるが、数年前ここの理事達を引率して韓国の雪岳山で「八甲田山死の彷徨い」を体験することになってしまい、いまでも私は「A級戦犯」扱いされている。
それも現在は笑い話で済んでいるが、そのうちの数名は今でも私と山に行ってくれない。
団体名称の「UG}とは「有志」をハングルでは「ユジ」というので、それをアルファベットに変換したのであるが、あらためて「志あるところに道が開かれる」ということを実感した。
歴代の会長・役員の方々からも貴重なアドバイスを何回も頂いたこともあり、現在の活動を支援していただいているのであるが、数年前ここの理事達を引率して韓国の雪岳山で「八甲田山死の彷徨い」を体験することになってしまい、いまでも私は「A級戦犯」扱いされている。
それも現在は笑い話で済んでいるが、そのうちの数名は今でも私と山に行ってくれない。
2010年11月30日火曜日
「もんじゃ」
昨日は豊橋に寄って、夜東京入りした。
ホテルはいつも上野・浅草・御徒町辺りを予約する。
なぜか、この地域が庶民的で一番落ち着くのである。
立ち飲みに入り、大阪ではほとんど味わえないホッピーを注文して、ガシラとシロ、タンといった豚肉の串焼きを頼み、その後立ち食い寿司で夕食を済ました。
あと、モンジャを食べることができれば満足である。
貧しい東京の小学校時代、練炭を火力にした鉄板の上で、メリケン粉とソースだけのもんじゃ焼きをよく食べた。
確か料金が30円ぐらいで、50円出すとスペシャルで細いスルメのようなものが載せてあり、それを食べている子どもたちがうらやましくて仕方なかった。
昔、給食のときにクジラ肉がよく出ていたので、その記憶と高級食材になったということで食べることは全くないが、モンジャだけは無性に食べたくなり、それをつまみにホッピィを飲むとき、「東京人」のDNAを感じるのである。
ホテルはいつも上野・浅草・御徒町辺りを予約する。
なぜか、この地域が庶民的で一番落ち着くのである。
立ち飲みに入り、大阪ではほとんど味わえないホッピーを注文して、ガシラとシロ、タンといった豚肉の串焼きを頼み、その後立ち食い寿司で夕食を済ました。
あと、モンジャを食べることができれば満足である。
貧しい東京の小学校時代、練炭を火力にした鉄板の上で、メリケン粉とソースだけのもんじゃ焼きをよく食べた。
確か料金が30円ぐらいで、50円出すとスペシャルで細いスルメのようなものが載せてあり、それを食べている子どもたちがうらやましくて仕方なかった。
昔、給食のときにクジラ肉がよく出ていたので、その記憶と高級食材になったということで食べることは全くないが、モンジャだけは無性に食べたくなり、それをつまみにホッピィを飲むとき、「東京人」のDNAを感じるのである。
2010年11月29日月曜日
「済州島DNA?」
昨日、学校支援者が主催しているゴルフコンペに参加した。
この会は済州島モスルポという村出身の在日1世たちが中心となって約40年近く継続し、来年200回を迎えるという歴史と伝統のあるコンペである。
現在1世はおらず、2,3世が中心メンバーであり、またモスルポ出身以外でも済州島とゆかりのある人なら参加資格を認めるということになっている。
ここに参加すると2,3世にもかかわらず、不思議と済州島のDNAというのがあるのかなと思ってしまう。
夫婦で参加している場合、女性がてきぱきしていて男性はそれをボオーと眺めていたり、一方的に女性がまくし立てても男性はそれを苦笑や皮肉でやり過ごすのである。
したがってラウンド中はビギナーでへたくそであっても妻のプレーにはほとんど口出ししたり、その場で即席レッスンをするようなことはしない。
まともに戦っても「傷口」を広げるだけであることが暗黙の了解となっているようである。
やはり済州島の「三多」は「女・風・石」である。
この会は済州島モスルポという村出身の在日1世たちが中心となって約40年近く継続し、来年200回を迎えるという歴史と伝統のあるコンペである。
現在1世はおらず、2,3世が中心メンバーであり、またモスルポ出身以外でも済州島とゆかりのある人なら参加資格を認めるということになっている。
ここに参加すると2,3世にもかかわらず、不思議と済州島のDNAというのがあるのかなと思ってしまう。
夫婦で参加している場合、女性がてきぱきしていて男性はそれをボオーと眺めていたり、一方的に女性がまくし立てても男性はそれを苦笑や皮肉でやり過ごすのである。
したがってラウンド中はビギナーでへたくそであっても妻のプレーにはほとんど口出ししたり、その場で即席レッスンをするようなことはしない。
まともに戦っても「傷口」を広げるだけであることが暗黙の了解となっているようである。
やはり済州島の「三多」は「女・風・石」である。
2010年11月27日土曜日
「ちちんぷぃぷぃ」
先週から学校で取材が始まった。
来週の木曜日に放映予定であるが、南北の緊張がまだおさまっていないので予定通りになるかどうか、少々不安である。
生徒たちにも今回の事件をインタビューしていた。
昨日は早速朝鮮中学校の生徒がつばを吐かれるという事件が起きたらしい。
昔、電車の中で「チマチョゴリを引き裂く犯人をどうにか捕まえられないかな」と朝鮮語で友人と話をしていたら、たまたま前の席に韓国から来日された女性がおられ、「今、朝鮮学校の話をされてましたね」となり、会話をした。
彼女は「この時代にチョゴリで学校に通うなんて古くさい」といったので、「そしたら今回事件も起きていることだし、脱いだほうがいいですか?」と問い返した。
そしたら彼女は「学校制服としてのチョゴリ着用には反対だけど、チョゴリを着てそれに対して攻撃してくるなら、脱ぐべきではない」と毅然と述べたことが印象的であった。
現在朝鮮学校の女生徒は通学時には普通のブレザーにスカート、そして学校内ではチョゴリに着替えていると聞いた。
この「制服チョゴリ論争」は保護者の中でも熾烈な議論が巻き起こった。
「民族の誇りで伝統だから」という人たちに対して「そしたら男子生徒や男教員もパジ・チョゴリを着ろ。女性だけに民族の誇りを強要するな」などの応酬が熾烈に繰り広げられたことが記憶に新しい。
娘をもつ母親からしたら、帰宅するまで心配でたまったものではない。
妻からは「毎日しわを伸ばすために新聞紙にくるんで、布団の下に敷いていた」と聞かされた。
私は明確に反対である。なぜかというと「制服としては機能的でない」だけの理由である。
夏は暑いし、成長期にある女性の胸を押さえつけるのもよくない。
卒業式とかの記念行事に着ていけば十分であり、「民族の誇り」は外形的なものではない。
来週の木曜日に放映予定であるが、南北の緊張がまだおさまっていないので予定通りになるかどうか、少々不安である。
生徒たちにも今回の事件をインタビューしていた。
昨日は早速朝鮮中学校の生徒がつばを吐かれるという事件が起きたらしい。
昔、電車の中で「チマチョゴリを引き裂く犯人をどうにか捕まえられないかな」と朝鮮語で友人と話をしていたら、たまたま前の席に韓国から来日された女性がおられ、「今、朝鮮学校の話をされてましたね」となり、会話をした。
彼女は「この時代にチョゴリで学校に通うなんて古くさい」といったので、「そしたら今回事件も起きていることだし、脱いだほうがいいですか?」と問い返した。
そしたら彼女は「学校制服としてのチョゴリ着用には反対だけど、チョゴリを着てそれに対して攻撃してくるなら、脱ぐべきではない」と毅然と述べたことが印象的であった。
現在朝鮮学校の女生徒は通学時には普通のブレザーにスカート、そして学校内ではチョゴリに着替えていると聞いた。
この「制服チョゴリ論争」は保護者の中でも熾烈な議論が巻き起こった。
「民族の誇りで伝統だから」という人たちに対して「そしたら男子生徒や男教員もパジ・チョゴリを着ろ。女性だけに民族の誇りを強要するな」などの応酬が熾烈に繰り広げられたことが記憶に新しい。
娘をもつ母親からしたら、帰宅するまで心配でたまったものではない。
妻からは「毎日しわを伸ばすために新聞紙にくるんで、布団の下に敷いていた」と聞かされた。
私は明確に反対である。なぜかというと「制服としては機能的でない」だけの理由である。
夏は暑いし、成長期にある女性の胸を押さえつけるのもよくない。
卒業式とかの記念行事に着ていけば十分であり、「民族の誇り」は外形的なものではない。
2010年11月26日金曜日
「監督の決断」
「日本少年サッカーの平和の使者が大人の喧嘩を止めてやる」というこの監督の言葉に感動した。
そして今朝から韓国遠征に出発した。
私は監督に「もし戦争が起きても私の息子は一番最後の船か飛行機で送り返してください(笑)」とメッセージを送り、子どもには「何かあればソウルの○○○に連絡して、一緒に避難民生活を経験してみろ」といって送り出した。
もちろん、親として全く心配がないわけではないが、このような経験が精神的なたくましさに繋がるだろう。
一方、日本政府というか菅直人は「朝鮮学校無償化の審査停止」を指示したと国会で答弁していたが、「教育の中身は基本的に問わない」として無償化を認めたはずなのに、本当に情けない。このような総理大臣を担いでいると、日本は本当にだめになってしまう。
政治を教育に持ち込んだ張本人の橋本大阪府知事に批判されて当然である。
朝鮮学校の生徒を北朝鮮との「外交的人質」にしている限り、、「拉致被害者」はいつまでも日本に戻れないことを全くわかっていない。
そして今朝から韓国遠征に出発した。
私は監督に「もし戦争が起きても私の息子は一番最後の船か飛行機で送り返してください(笑)」とメッセージを送り、子どもには「何かあればソウルの○○○に連絡して、一緒に避難民生活を経験してみろ」といって送り出した。
もちろん、親として全く心配がないわけではないが、このような経験が精神的なたくましさに繋がるだろう。
一方、日本政府というか菅直人は「朝鮮学校無償化の審査停止」を指示したと国会で答弁していたが、「教育の中身は基本的に問わない」として無償化を認めたはずなのに、本当に情けない。このような総理大臣を担いでいると、日本は本当にだめになってしまう。
政治を教育に持ち込んだ張本人の橋本大阪府知事に批判されて当然である。
朝鮮学校の生徒を北朝鮮との「外交的人質」にしている限り、、「拉致被害者」はいつまでも日本に戻れないことを全くわかっていない。
2010年11月25日木曜日
「監督の悩み」
朝鮮半島の状況が緊迫度を増している中、日本からの観光や修学旅行が相次いで中止となっている。
昨日のブログでも書いたように、長男の所属チーム監督もわざわざ関空にまで行き、状況を直接確認しに行った。
明日から日本の約60名の小学生たちが韓国で交流試合をするのだが、すでに1チーム(25名)からは正式にキャンセルの申し込みがあったらしい。
チームメイトの母親からは昨夜妻に電話があり「送るのですか?」と聞いてきた。
監督も相当悩んでいるようだったので、「行ける子どもたちだけ連れて行ってきたら」と答えた。
長男には「学校で先生はなんて言ってた?」と聞いたら、さすがに北を擁護することはなく、「悲しいことです」とだけと言っていたらしい。
犠牲者は韓国人だけでなく、いろんなところに広がっている。
「加害者」に対する怒りが収まらない。
昨日のブログでも書いたように、長男の所属チーム監督もわざわざ関空にまで行き、状況を直接確認しに行った。
明日から日本の約60名の小学生たちが韓国で交流試合をするのだが、すでに1チーム(25名)からは正式にキャンセルの申し込みがあったらしい。
チームメイトの母親からは昨夜妻に電話があり「送るのですか?」と聞いてきた。
監督も相当悩んでいるようだったので、「行ける子どもたちだけ連れて行ってきたら」と答えた。
長男には「学校で先生はなんて言ってた?」と聞いたら、さすがに北を擁護することはなく、「悲しいことです」とだけと言っていたらしい。
犠牲者は韓国人だけでなく、いろんなところに広がっている。
「加害者」に対する怒りが収まらない。
2010年11月24日水曜日
「戦争前夜」
南北関係の緊張の度合いが一気に増した。
朝鮮戦争が終わって57年という歳月が過ぎたが、結局「「停戦協定」という「撃ちかたやめ」という状態に変化がないことを実感させられた。
この一時的戦争中止状態を終結させるためには、やはり「平和協定」を締結するしかない。
長男が今週から遠征で韓国に行くのだが、引率の監督は中止まで念頭に置いて対応をどうするか悩んでいる。
無責任な親と思われるかもしれないが、私は「祖国」のこの緊張した空気を直接肌で感じ、日本で享受している「平和」ということについてじっくり考える機会として欲しい。
もし「戦争」となれば、果たして韓国の日本大使館は外国人であっても「永住者」である「在日」の駆け込み寺になってくれるのだろうかとふと考え込んでしまう。
朝鮮戦争が終わって57年という歳月が過ぎたが、結局「「停戦協定」という「撃ちかたやめ」という状態に変化がないことを実感させられた。
この一時的戦争中止状態を終結させるためには、やはり「平和協定」を締結するしかない。
長男が今週から遠征で韓国に行くのだが、引率の監督は中止まで念頭に置いて対応をどうするか悩んでいる。
無責任な親と思われるかもしれないが、私は「祖国」のこの緊張した空気を直接肌で感じ、日本で享受している「平和」ということについてじっくり考える機会として欲しい。
もし「戦争」となれば、果たして韓国の日本大使館は外国人であっても「永住者」である「在日」の駆け込み寺になってくれるのだろうかとふと考え込んでしまう。
2010年11月22日月曜日
「博多」出張
土曜日から出張で福岡に行ってきた。
久々に旧知のR弁護士や博多の「女傑」たちと楽しいひとときを過ごした。
もちろん最後は那珂川沿いの屋台での仕上げとなった。この屋台で心地よい博多弁を聞きながら、焼酎にラーメンをいただく時この土地と一体化したと感じる。
釜山まで高速艇で約3時間、飛行機なら50分という地理的条件からか九州の歴史と生活は朝鮮半島との関係を抜きにしては語れない。
そのためか、すごく親近感と既視感を与える土地と人柄である。
日曜日は学校主催の教育講演があった。
参加者は少なかったが、学校理事でもあり、京都造形芸術大学教授の寺脇研さんの講演は、 グローバル化と成熟社会が加速するなかで、どのような次世代教育のあり方やビジョンが求められているのかを時間軸や空間軸を大きく取り、また進展する日韓の市民・文化交流のダイナミックな動きをわかりやすく語られた。
講演終了後に旧知の朝日新聞記者や参加者と一杯飲み、さすがに帰りの新幹線では爆睡してしまった。
2010年11月20日土曜日
「石の上にも3年」
昨日、念願の学校法人(各種学校)認可取得に向けて大きく前進した。
開校時がリーマンショック時期と重なり、予定していた寄付が棚上げ状態になり厳しいスタートとなった。この3年近くは自分の人生でもっとも苦しく、つらい時期であったといっても過言ではない。
しかし、子供たちの姿に癒され、また力を得ることで乗り切ることができた。
この国の教育制度はあくまでも「国民教育」をするなら支援をするが、そうでなければ勝手にやりなさいという考え方で一貫している。
最近、「高校無償化」などの問題でいわゆる各種学校と位置づけられている「外国人学校」も政府レベルでの助成対象として初めて認められたが、各種学校の認可も取れていないいわゆる「フリースクール」の場合は、「高校無償化」は当然、固定資産税の免除も通学定期の学割もなく、自治体からの助成対象からもはずされている。
学校用地も各種学校の場合でさえ、土地の安い「調整区域」では立てることができず、給食補助も当然ないので子どもたちはお弁当持参で、温かいご飯を食べさせたい母親たちが月に1回程度学校でカレーライスを作ったりしている。
私の長女は12年間、次女は9年間、長男は6年間弁当生活であるが、朝早くから弁当を作っている妻の姿に自然と頭が下がった。
税金は日本人並みだが、その還元は「国民」が中心である。
結局「外国人」を大切にしない国はいつか「国民」もないがしろにするということである。
それがいまの日本の「現住所」となっているのではないだろうか。
開校時がリーマンショック時期と重なり、予定していた寄付が棚上げ状態になり厳しいスタートとなった。この3年近くは自分の人生でもっとも苦しく、つらい時期であったといっても過言ではない。
しかし、子供たちの姿に癒され、また力を得ることで乗り切ることができた。
この国の教育制度はあくまでも「国民教育」をするなら支援をするが、そうでなければ勝手にやりなさいという考え方で一貫している。
最近、「高校無償化」などの問題でいわゆる各種学校と位置づけられている「外国人学校」も政府レベルでの助成対象として初めて認められたが、各種学校の認可も取れていないいわゆる「フリースクール」の場合は、「高校無償化」は当然、固定資産税の免除も通学定期の学割もなく、自治体からの助成対象からもはずされている。
学校用地も各種学校の場合でさえ、土地の安い「調整区域」では立てることができず、給食補助も当然ないので子どもたちはお弁当持参で、温かいご飯を食べさせたい母親たちが月に1回程度学校でカレーライスを作ったりしている。
私の長女は12年間、次女は9年間、長男は6年間弁当生活であるが、朝早くから弁当を作っている妻の姿に自然と頭が下がった。
税金は日本人並みだが、その還元は「国民」が中心である。
結局「外国人」を大切にしない国はいつか「国民」もないがしろにするということである。
それがいまの日本の「現住所」となっているのではないだろうか。
2010年11月18日木曜日
「雪岳山」と「松茸」
10月初旬の紅葉の初期に学校の支援者に誘われて、韓国の名峰「雪岳山」を登り、、そして「松茸」の名産地である江原道にいってきた。
日本の北・南アルプスなどの主峰とくらべると、韓国の山の岩肌が白いように感じた。地質というか岩盤の堅さなどが岩の色合いに現れるのか知らないが、日本だと燕山のような白い岩盤が多いようである。
よくニュースで韓国の大統領官邸(青瓦台)が映し出されるが、その後ろの山が北漢山でその岩肌の白さがそうである。
800mぐらいの低山であるが、山容がしっかりしていて、峻厳であり、他の岩山もほとんどそうである。
それと日本の登山文化と決定的な違いは登山道の入り口や下山口にはかならず、マッコルリとチジミなどを売る店があり、登りはじめに軽く一杯、下山した瞬間にまた一杯飲めるのである。
(日本にも頂上には売店などが結構あるのだが登山口ではあまりみかけない)、
私は下山直後に登ってきた稜線や頂上をながめながら、マッコルリとチジミを食べるのが大好きで、すっかりはまってしまった。
韓国の登山人口がすごく多いのもこのせいかもしれないと実感している。
今年の松茸は豊作で去年の不作時に比べると、価格が3分の1とお買い得だといっていたが、さすがに日本にまでは持って帰る気にはならなかった。
翌日はまた「五臺山」という別の名山を登ったのだが、昔と違ってさすがに2日連続の登山は体にこたえた。しかし、韓国料理が回復を早めてくれたようである。
「全米ソース王」
「ソース」http://www.yoshidasauce.jp/ で巨万の富を築き、アメリカンドリームを実現した吉田潤喜会長が昨日生徒たちの前で特別授業をしてくれた。
京都東九条の在日コリアン2世として生まれ、5歳で姉のいたずらから右目を失明し、19歳で渡米、帰路の航空券を500ドルで売り、中古車を購入してそこで寝泊まりしたという。
それ以降、4度の倒産の危機を乗り越えて現在は年商200億円の企業グループを率いている。
その逆境を乗り越えてきたオーラが生徒たちの気持ちをしっかりとらえたようである。
「うじうじ悩むなら、まず、バスを動かせ、ガソリンが切れたら、バスを降りて、後ろからそのバスを押していけ、そうしたら一緒にバスを押してくれる人たちが出てくるのがアメリカ社会である」という言葉が印象的であった。
京都東九条の在日コリアン2世として生まれ、5歳で姉のいたずらから右目を失明し、19歳で渡米、帰路の航空券を500ドルで売り、中古車を購入してそこで寝泊まりしたという。
それ以降、4度の倒産の危機を乗り越えて現在は年商200億円の企業グループを率いている。
その逆境を乗り越えてきたオーラが生徒たちの気持ちをしっかりとらえたようである。
「うじうじ悩むなら、まず、バスを動かせ、ガソリンが切れたら、バスを降りて、後ろからそのバスを押していけ、そうしたら一緒にバスを押してくれる人たちが出てくるのがアメリカ社会である」という言葉が印象的であった。
2010年11月17日水曜日
「カムジャタン」(続)
昨夜のお勘定も4人で1万400円。
生肝に生せんまい、そして豚足の辛子炒めにメーンディッシュのカムジャタン、生ビールを各自2杯程度と韓国焼酎(小瓶)2本でこの値段である。
一人2600円である。
昨夜は夫婦喧嘩でもしたのか、女将さんの姿が見えなかった。
生肝に生せんまい、そして豚足の辛子炒めにメーンディッシュのカムジャタン、生ビールを各自2杯程度と韓国焼酎(小瓶)2本でこの値段である。
一人2600円である。
昨夜は夫婦喧嘩でもしたのか、女将さんの姿が見えなかった。
2010年11月16日火曜日
「カムジャタン」
今日は友人達と大阪で最高のコストパフォーマンスを発揮している韓国料理屋で食事をする。
自家製のマッコルリもあり、たらふく飲んで食べていつもだいたいお一人2500円前後である。
いつも不思議に思うのは伝票をつけているようでもなく、お勘定というと店でテレビか新聞を見ている済州島出身の亭主がざあっと見渡して金額を提示する。それをいつも人数割りすると一人2500円から2700円といった具合である。
後で、夫婦喧嘩でもしていないか心配になる。
自家製のマッコルリもあり、たらふく飲んで食べていつもだいたいお一人2500円前後である。
いつも不思議に思うのは伝票をつけているようでもなく、お勘定というと店でテレビか新聞を見ている済州島出身の亭主がざあっと見渡して金額を提示する。それをいつも人数割りすると一人2500円から2700円といった具合である。
後で、夫婦喧嘩でもしていないか心配になる。
2010年11月15日月曜日
「放送用語」
韓国でのG20に続き、そして横浜でのAPEC会議が終了した。尖閣と北方領土問題で日本の対応が注目されていたが、日本が「通商国家」としての生き残りを真剣に考えていないというように感じた。特に、その重要性を声高に叫んでいるマスコミの報道で気になった点があった。
私は毎日スカパーで韓国のニュースを見ているが、韓国で地名を読み上げるときはその国で使われている発音でそのまま放送している。
たとえば、アジア大会の開催地である中国広州を韓国では「관저우(カンジョウ)」、そして中国首脳の名前もすべて中国読みである。
ところが、日本の報道はすべて漢字読みのみのようである。
日本へ観光旅行に来た慶尚道の人に「ケイショウドウから来たのですか?」と問いかけるよりは、「キョンサンドから来たのですか?」と聞く方が断然親近感をもってもらえるはずだ。
ちなみに北朝鮮の報道では友好国の中国首脳の名前でさえ朝鮮語読みそのままであった。
内向きの国の共通性なのか?
私は毎日スカパーで韓国のニュースを見ているが、韓国で地名を読み上げるときはその国で使われている発音でそのまま放送している。
たとえば、アジア大会の開催地である中国広州を韓国では「관저우(カンジョウ)」、そして中国首脳の名前もすべて中国読みである。
ところが、日本の報道はすべて漢字読みのみのようである。
日本へ観光旅行に来た慶尚道の人に「ケイショウドウから来たのですか?」と問いかけるよりは、「キョンサンドから来たのですか?」と聞く方が断然親近感をもってもらえるはずだ。
ちなみに北朝鮮の報道では友好国の中国首脳の名前でさえ朝鮮語読みそのままであった。
内向きの国の共通性なのか?
2010年11月14日日曜日
「母校の活躍」
昨日、全国高校サッカー大会大阪決勝戦で勝利し、2年連続の出場を決めた。
「あの日に帰れることができれば」という思いに駆られるときがあるが、後輩たちの活躍が35年前のグラウンドに戻してくれた。
監督から「国籍の壁」を告げられ、そしてコーチとも全面対決して自ら去ってしまっただけに、「手放した青春の残像」を彼らが90分間見事に再現してくれた。
準決勝では大阪朝校を下したのだが、母校と同胞の後輩たちが公式試合で対決することなどもつい最近まで想像できなかった。
そして子どもがまたこの後輩たちと同じ道を歩もうとしている。
サッカーというスポーツに出会えて人生が豊かになったことを実感する。
「あの日に帰れることができれば」という思いに駆られるときがあるが、後輩たちの活躍が35年前のグラウンドに戻してくれた。
監督から「国籍の壁」を告げられ、そしてコーチとも全面対決して自ら去ってしまっただけに、「手放した青春の残像」を彼らが90分間見事に再現してくれた。
準決勝では大阪朝校を下したのだが、母校と同胞の後輩たちが公式試合で対決することなどもつい最近まで想像できなかった。
そして子どもがまたこの後輩たちと同じ道を歩もうとしている。
サッカーというスポーツに出会えて人生が豊かになったことを実感する。
2010年11月12日金曜日
「初合格」
先ほど報告があり、高3の2名が韓国の国立ソウル大学に合格した。1期生9名の内2名の結果が出たのだが、幸先がいい。彼(女)らが難関校に受かったこともうれしいが、自らの選択で結果を出したことの達成感がこれからの大学生活と人生にとってすごく貴重なものになるであろう。
KISは進学校ではないので、生徒の偏差値で「○○大学を狙いなさい」という進路指導はしていないだけに、「学力」とはかけ離れた難関大学を希望してしまうという副作用もあるかもしれないが、結果を出せなくても出せてもそこからしっかり教訓をつかんで次のステップにつなげる「生き抜く力」が大切である。
残りの7人もこの結果に励まされて奮発するだろうし、 「勝って驕らず、負けてもへこたれない」という精神力でこれからの受験に望んで欲しい。
まずは、二人に心からおめでとうと伝えよう。
KISは進学校ではないので、生徒の偏差値で「○○大学を狙いなさい」という進路指導はしていないだけに、「学力」とはかけ離れた難関大学を希望してしまうという副作用もあるかもしれないが、結果を出せなくても出せてもそこからしっかり教訓をつかんで次のステップにつなげる「生き抜く力」が大切である。
残りの7人もこの結果に励まされて奮発するだろうし、 「勝って驕らず、負けてもへこたれない」という精神力でこれからの受験に望んで欲しい。
まずは、二人に心からおめでとうと伝えよう。
「国家代表」他
寺脇研さんのブログhttp://www.f-kyoukai.com/blog01/の映画批評で最高点だった韓国映画を立て続けに2本見た。
「国家代表」は韓国内で600万人を集めただけに圧巻であった。もう一本は「義兄弟」で南北情報員の友情を描いているのだが、前者の感動が大きすぎて後者は完全にかすんでしまった。
この2本の映画を通じて、韓国社会の多国籍化・多文化化の実態が浮き彫りにされていた。ヴェトナム・フィリピン労働者、在米コリアン、中国朝鮮族、「脱北者」等が劇中で重要な役割を担っている。
異質なもの同士がぶつかったり、交じり合ったするときの葛藤や矛盾によるマイナス面よりはそこから吐き出されるエネルギーのすごさを大切にしたいと思う。
「国家代表」は韓国内で600万人を集めただけに圧巻であった。もう一本は「義兄弟」で南北情報員の友情を描いているのだが、前者の感動が大きすぎて後者は完全にかすんでしまった。
この2本の映画を通じて、韓国社会の多国籍化・多文化化の実態が浮き彫りにされていた。ヴェトナム・フィリピン労働者、在米コリアン、中国朝鮮族、「脱北者」等が劇中で重要な役割を担っている。
異質なもの同士がぶつかったり、交じり合ったするときの葛藤や矛盾によるマイナス面よりはそこから吐き出されるエネルギーのすごさを大切にしたいと思う。
2010年11月11日木曜日
「サードオピニオン」
妻が検診で肺に腫瘍があるとされ、検査入院をすることになった。検査を受けた病院の担当医は「これぐらいれあれば緊急を要しない」と言い切った。その後入院時に便利ということで自宅近くの他の病院に移ったところその担当医からは「緊急を要するかもしれない」と脅迫めいたことを言われた。ほんの小さな腫瘍であるからなのか、こんなに同じ医者でも意見が分かれると患者はなおさら不安になって仕方ない。セカンドオピニオンどころではなくサードオピニンオンまで必要になる。
「狭き門」
9日の 午後7時からヤンマー尼崎グラウンドで小六長男のセレッソ大阪の最終選考に行った。200数十名から残った約15名のメンバーの保護者が子どもたちのプレーを真剣に見つめており、寒気の中そこだけは熱気をはらんでいるようだった。
結果は1週間以内に連絡するということだが、帰り際にコーチかスカウトマンらしき人が近寄ってきて「ガンバも受けるのですか?選考はいつですか?」」と聞いてこられたので、「はいそうです。」と答えた。その瞬間多分セレッソは合格したのかもしれないなと感じた。
結果は1週間以内に連絡するということだが、帰り際にコーチかスカウトマンらしき人が近寄ってきて「ガンバも受けるのですか?選考はいつですか?」」と聞いてこられたので、「はいそうです。」と答えた。その瞬間多分セレッソは合格したのかもしれないなと感じた。
2010年11月10日水曜日
「教育立国」
今もっとも心酔している内田樹のブログに寺島実朗さんのお話が紹介されていた。日本はこれから落ち目の政治・外交・経済の分野ではなく、まだ世界に誇れる文化をベースにして「教育立国」を目指すべきだとの主張である。
その場合はやはり「通商国家」としてこのアジアで活躍できる人材を輩出することを目的とするべきであろう。
そのためには、いち国家とか経済的効率性を重視した現在の教育の根幹にメスを入れることになるが、これは「仕分け作業」以上の抵抗が予想され、今の民主党では無理な気がする。
その場合はやはり「通商国家」としてこのアジアで活躍できる人材を輩出することを目的とするべきであろう。
そのためには、いち国家とか経済的効率性を重視した現在の教育の根幹にメスを入れることになるが、これは「仕分け作業」以上の抵抗が予想され、今の民主党では無理な気がする。
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